その後の食卓

アニメとかアニソンとかその他 ひとり酒

2017年のこのアルバムとか曲とか良かったですよ。

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気が付けば、もう2017年最後の日になってしまって、僕は何をしているのかと考えます。当ブログも想像通り、立派にものぐさ感たっぷりで嗤うしかありませんが、これくらいやらなくてはですね。2017年のベストアルバムと、曲単位をアニソン関連とそれ以外に分けて選出しました。アルバムについては上位を除くと少し妥協感が否めず、もうちょっと色々聴いておけば良かった、と反省する次第ですが、曲単位ではどれも光るものが多く選び切れなかった事情で、アニソン系と分けてしまいました。本当は洋楽、邦楽でも分けるつもりでおりましたが、漸く捻出感が表れて楽しくなったので、このままにしました。もう勢いで進めたいので、コメントもおざなりでいきます。アルバムの並び方も滅茶苦茶ですが、直しません。それではどうぞ。

 

<アルバム部門>

 

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1.Special Favorite music『Royal Blue』

 

・少し古くてとっても新しいポップバンドの最高傑作。

 哀しさや切なさを明るく寂しいメロディで満たしてくれて、心いっぱい。

 8曲すべて捨て曲なし。

 キャッチーさは前作をはるかに上回り、他の追随を許さない。

 とりあえず聴いてから判断して欲しい。絶対損をさせない至福の一枚。

 

 

2.tofubeats『Fantasy Club』

 

・新世代ポップの新たな可能性…などと、難しいことはさておき、

 tofubeats本人の歌唱が際立つ一枚。

 クラブサウンドなのに、独りで聴きたい。

 通勤時に良くお世話になりました。

 

 

3.小松未可子『Blooming Maps』 

 

・声優アーティストみかこしの必殺の一枚。

 人によってはQ−MHz全面プロデュースの割に大人しいと意見もあるだろうが、

 これでちょうど良い。まとまりの良さ、という面で評価したい作品であり、

 楽曲毎の品質や繋ぎなど、どこを取っても「ちょうど良い」。

 

 

4.花澤香菜『Opportunity』

 

・月並みな感想だが、花澤香菜を超えることは花澤香菜にしか出来ない。

 それを体現した一枚であり、個人的最高傑作は前作だが、

 延長線にある名盤がこれに相違ない。

 品質の高い楽曲陣もさることながら、

 大人びていく花澤香菜さん本人のレベルアップも聴いていて感慨深い。

 

 

5.Anathema『The Optimsit』

 

・ある男の現実逃避からの帰還、をテーマにした一作らしく、

 心の旅の風景を大人びたサウンドで彩る。

 世間的にも今年のプログレベストとして評価を受けたが、

 果たしてこれをプログレと呼ぶかは、個人的には微妙な面もあったり。

 そんな愚痴を吹っ飛ばすレベルに美しく荘厳なサウンドは至極の一言であり、

 プログレだかメタルだかインテリだかさておき、目を閉じて聴くなり、

 車で流したい。ああ、車欲しいな。

 

 

6.鈴木このみ『lead』

 

・白状する話でもないが、

 彼女が歌うアニソンのアニメ自体はどれも見たことがなかったりする。

 本作はそれを後悔するレベルに品質が高く、うひゃーと言ったり。

 楽曲がどれも圧が強く、アーティストの歌唱レベルを問われるのだが、

 そこを彼女は独りで表現しきっている。

 アニソンアーティストとして評価されている所以が、これ一枚で痛いほど分かる。

 それだけに彼女の歌声が力強く、感情的で繊細だ。

 元気が出るのに何故か涙がこみ上げてくるのは自分だけか。かなり威力高いです。

 

 

7. heaven in her arms『白暈』

 

・待たせ過ぎな国産ハードコアバンドの3枚目。

 ライブは精力的に行ってきたしスプリットも出していたが、

 ファンとしては早うせい、という気持ちでずっと待っておりました。

 前作がかなり路線を変えてきたので少し心配していたのが本音。

 だが、発表された楽曲はまさに過去と現在の融合体。

 激情サウンドにブラックメタルやドゥーム要素が混ざり合い、

 もはや暗いとか明るいとか言葉で括るのが困難で、

 その形がジャッケットの色になるだろうか。

 待たされた甲斐はあったのかな、と思うには十分な曲の練りっぷりに感服。

 これからも応援します。 

 

 

8.While She Sleeps『You Are We』

 

・カッコいいのにインテリ感もあるメタルコア

 何より好きなのはちょうど良い具合のマッチョさと男らしさ、そして大人らしさ。

 前のめりで疾走しながら滅茶苦茶気持ちよいコーラスに持ってくれるの凄い。

 安易なブレイクダウンに頼りすぎてないのも好印象。

 シンガロング楽しそうなので、ささっと日本に来てください。

 

 

9.V.A『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 02』

 

 これをベストに挙げるのは何だかな、と自分でも思うが、全曲すごいんですよ。

 まつり姫の新作はこれまでを総括にしたクライマックスな感じだし、

 昴くんの全うな野球ソング爽やかで可愛らしいし、

 伊吹くんはもうMachicoさんの歌唱が極まってるし、

 北沢さんのピコリーモ手前な曲カッコいいし、

 ハミングバードはもう誉めるのが面倒くさいし。

 こちらからは以上です。

 

 

<曲部門・アニソン・ゲーソン・声優>

 

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 1.アリエス (稲川英里, 小笠原早紀, 麻倉もも)『Sweet Sweet Soul』

 

・アニソンが出来ないことをやれることがアイマスの好きな所で、

 ラップぽい楽曲はこれまでもあったが、ここまで盛大にやらかしてしまうの、

 凄い好きです。流行のフリースタイルも導入してくれるし、

 何よりそれらを歌うのがこの3人という。

 各キャラクターらしさを損なわずラップさせるパートは必聴。

  踊れる、乗れる、そしてカワイイ。

 

 

2.塩出美彩希『こいのす☆イチャコライズ』

 

・今年上半期はこの曲によって構成されてました、といっても過言ではない。

 可愛らしいウィスパーボーカルにちゃかぽこギターが気が狂うほど気持ち良い。

 キャッチーさしかないメロディーのセンスはエロゲーソングとして留めておくには

 勿体ないので皆さん聴きましょう。

 それでも、曲名がまんまエロゲータイトルにしてあるのは、

 エロゲーソングとしての威厳もあって、やっぱりそこにいて欲しいです。

 

 

3.Machico『摩天楼グッバイ』

 

・アルバムベストには挙げてないし妥当だと思っていますが、

 Machicoさんのアルバムめっちゃ聴いてたんですよ。

 アルバムとしてのまとまりとか、伊吹翼としての曲と比べてしまうと、

 もうちょっと欲しかった気持ちが強かったのですがたまに輝く曲はあって、

 これがそのひとつでそれらに出会いたいために聴きまくってました。

 最高なシティポップ。夜景を背に聴きたい。

 Machicoさんは何歌ってもそつがない。ここは凄く評価したく、

 それこそ伊吹くんのような明るく眩しい曲は良いですが、

 大人っぽく艶のある表現も当然できてしまう歌唱力の高さたるや。

 ちょっとアルバムレビューっぽくなり恐縮ですが、

 バラエティに富ませるのは第一作らしかったので、

 今後はもう少しテーマを絞らせた方が絶対いいアルバムにしてくれるはず。

 すっげー勿体ないんですよ。もっと皆にMachicoさんの魅力に気づいて欲しいし、

 あーもう!次いきます。

 

 

4.相葉夕美多田李衣菜中野有香『秋風に手を振って』

 

・最高にエモーショナルな秋ソング。これ以上に言うことありません。

 ラスサビの下地紫野さんの歌唱を聴いて。あと、もっとソロ活動してください。

 

 

5.島村卯月小日向美穂佐久間まゆ櫻井桃華双葉杏『キラッ! 満開スマイル』

 

・ササキトモコさんのポップセンスが輝く最高の一曲。

 凄く可愛い歌謡曲。何処を切り取っても口ずさめてしまう、

 嘗てのああいう曲ってどうしてなんでしょうね。

 それを現代風にアップデートした結果がこちらです。

 

 

6.ORESAMAワンダードライブ

 

・今年はこのグループに出会えて本当に良かったと思います。

 懐かしいディスコ調のサウンドに現代風なポップセンス。

 これで売れなきゃ、世の中おかしいと思います。

 今後の活動も楽しみにしております。

 

 

7.鈴木このみ『「わたし」をくれたみんなへ』 

 

・アルバムで挙げましたが、その中でも際立ってキラーチューンの一曲です。

 本人作詞では、と違えるほどメッセージ性のある歌詞が注目で、

 そこまでアーティスト像を浮き彫りにしてしまった力はさることながら、

 自分のものとして表現しきってしまう鈴木このみさん本人の歌唱力も見事。

 化学反応といって、差し支えない魅力に溢れておりますのでお見舞いされましょう。

 

 

8.Petit Rabbit's with beans『セカイがカフェになっちゃった!』

 

・本編は観たことがなく、心ぴょんぴょんなOPも当時は然程といった印象でした。

 そして劇場版主題歌となるこちらですが、最高ですね。思わず購入しました。

 展開のオンパレードという怒濤の渦に巻き込まれ、

 豪華声優陣の目まぐるしさに翻弄されれば、あっという間に時間が過ぎてしまう。

 いつサビが終わるんだ!と突っ込みたくなるゴリ押しっぷり、嫌いではありません。

 とにかく大人の「絶対売ってやろう」感が凄まじく、

 そりゃあこんな曲になっちゃうよな、と思う次第というか。

 カップリングに関しても隙がないため、大人しく買っておいた方が身のためです。 

 

 

9.情報処理部「青空のつくりかた」

 

ゆゆ式という世界観を優しく表現していただき、ありがとうしか言えません。

 OPも凄くいいんですけどね。個人的にこちらの安らぎが心地よかったので。

 

 

<曲部門・アニソン以外>

 

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1.環Roy『めでたい』

・安らぎと開放感に包まれ、それでいてキャッチー。

 こんな良い曲ありません。どんな気持ちになっても、この曲を聴くと笑顔になる。

 残業帰りで酔っぱらいたちをかき分けて、これを聴きながら街を歩くと、

 少し救われました。ありがとうございます。

 

 

2.パソコン音楽クラブ『Until Morning』

 

・ショッピングモールのサウンドとシティーポップの融合がこれだと勝手に思います。

 単純に気持ちよさ優先に考えて、のめり込んだよなあと思います。

 tofubeatsといい、これまで触れたことのないジャンルだったので、

 巧い表現ができないのですが、何か聴き心地が良かったです。

 

 

3.マクロス82−99『Cherry (w/ Night Tempo, ft/ Punipunidenki)』

 

・パソコン音楽クラブより先に、こいつと出会っていました。

 Vaporwaveを聴き始めて、当然のようにfuture funkにも手を伸ばしましたが、

 彼は既にそういうジャンルから脱却しきっている感じがあります。

 浮遊感の漂うkawaiiサウンドは大好物です。

 アルバム自体、バラエティに富んでいて面白いですが、

 こういう路線を追究していただくと、僕のような気持ち悪い人間が喜びます。

 

 

4.ぺのれりfeat.ぷにぷに電機『Jelly Fish』

 

・もう、大好き!としか言いようがない。

 渋谷系コンピの中の一曲ですが、ちょいモダンよりですかね。

 大人らしさとギターのかき鳴らし感が気持ち良いです。

 

 

5.tofubeats『WHAT YOU GOT』

 

・これがアルバムに触れたきっかけのため、思い出深いです。

 というより、以上までの曲の流れが今年の個人的なマイブームな気がして、

 逆にプログレとかメタル聴かなくなった現状に少し驚いております。

 感想ではありませんが、そういうことです。

 

 

6.Anathema『Springfield』

 

・発表自体はもっと早かったのですが、

 アルバムを挙げる際にベストはこれしかないな、と。

 シートに落ち着けながら浸っていると、こう、押し寄せてくるんですよ。

 音の洪水と共に感情的な何かが。凄まじく感動的です。

 

 

7.Sithu Aye『The Noticing!』

 

・これを挙げずに本年を超えられない!我らが引きニート先輩の大傑作です。

 本来であればベストアルバムに挙げたい所存でしたが、

 epを謳っていることもありこちらにて。

 どれも引けを取らない名曲揃いですが、個人的な好みだとこちらでしょうか。

 アグレッシブなサウンドに先輩のテクが冴え渡る。

 そして、前作のメロを再現してくれるいじらしさ。ツボを捉えてますね。

 前作の弱点だったと思う、先輩本来の持ち味とアニソンとの融和性の薄さが、

 完全になくなっていい塩梅です。次もよろしくお願いします。

 

 

8.Atelier LadyBird featuring 小見川千明『LOOP-DAY』

 

・小見川さんの歌唱を初めて拝聴しましたが、めっちゃいいです。

 特に気に入ったのがこちらでして、

 エンドロールが流れるようなブラスサウンド良いですね。

 歌詞の世界観も素敵でして、自然に登場人物が切り替わっていくのも素敵です。

 こちらも漏れなく今年のベスト帰宅サウンドでした。

 

 

 9.Pain of Salvation『In The Passing Light of Day』

 

プログレメタルバンド渾身の一作、といった所でしょうか。

 アルバムタイトルとなる曲としてラストにある位置づけですが、

 こちら15分を超えです。とりあえず、10分超えの曲は正座しながら聴きましょう。

 冗談はさておき、かなり力の入った曲です。

 静かに紡ぐ前半から激しさを強める中盤、

 そして光が差し込むように優しく締めくくる終盤、とざっくりした構成ですが、

 フロントマンの表現力に注目しておきます。

 アルバム自体が彼の闘病からインスピレーションを受けていて、

 苦悩や痛みが全曲を通して描かれる中で最終的にこちらに落とし込まれる訳ですが、

 もはやこれだけでも十分なレベルです。

 力強い生への執着と感謝の表れみたいなものでしょうか。

 一言、一言に力が入っているのが、英語が分からなくても伝わります。

 かなり疲れる一曲のため、滅多な精神なときでなければ聴き通せませんが、

 もう評価しなければ勿体ないです。プログレ好きな方はチェックして。

 

  

<総括> 

特にありません。

何だかんだ曲に支えられて生きてきたな、とはいつも思っておりますが、今年は特に顕著だったかもしれません。生き急ぐように曲を聴いたせいで、ゆっくりと一曲単位に時間がかけられなかったことが反省点であり、試聴段階で聴きぞびれる、ということも多々あったかなと思います。勿体ない。

聴く曲の偏りはあったよな、と思っておりまして、特にアイマスミリオン系は毎日聴いていた覚えが。朝は何かしら聴かないと仕事が出来ないレベルに陥っていたので、ちょっと…と思う手前、感謝していますが、改善したいです。いや、来年は絶対ミリオンのライブ行きたいのですが。はい。

 

もう考えるのが面倒になってきたので、ここらで。来年も引き続き、ちゃらんぽらんにやっていきますので、よろしくお願いします。