その後の食卓

アニメとかアニソンとかその他 ひとり酒

オイスター『全自動精液便所』

2022年、表現の不自由が課題とされる最中でもオイスターは変わらない。それどころか、研ぎ澄まされた残虐性は常に過去より更新し続けている。鬼畜漫画のパイオニアは他の追随を許さない。その孤高は、本作品においても健在だ。『全自動精液便所』という身も…

2018年 このアニメのこのエピソード良かったですよ。

※当記事は2020年になって、埋もれてた下書きをサルベージしたものです。なので、語り口は2018年当時そのままです。改めて、この年のアニメは豊作が過ぎたな。という以上に、こういう風に「1作品に1話」単位で語れる内容が多かったなあと。その当時の熱意が伝…

2020年 このアニメのこのエピソードが良かったですよ。

2020年もアニメは面白かった。 というわけで、アニメベストを挙げる前に各エピソードから選出しました(今年中に書き上げられないと判断した訳ではない)。 あまり前書きを垂れる暇もないので、さっさと本題にいきます。順不同です。思いついたのから書いて…

(こんな禍の)オタク雑記_202005

※画像に他意はありません。 ほんの前まで、対岸の火事だと思ってたことが我々の生活にまで影響を及ぼしてきて、あらゆる日常が非日常のそれと変わりつつある。とはいえ、イチ社会人としてはむしろ日常の中で無駄とされてきたことが顕になり、却って生活はし…

2019年 このアルバムが良かったですよ。

2019年オタクの締めくくり、ベストアルバム編です。年越しました。おめでとう。 何か中途半端な選出ですが、勘弁してください。ディグ不足を言い訳にするのは格好悪いですが、それに尽きます。何故、謝罪から始めてしまうのか、自省終わり。巻いてこ巻いてこ…

2019年 このトラックが良かったですよ。

2019年のオタクの締めくくり。 今年は年内に書き上げる意気込みで事前に序文を書いてます(※当時11月中旬)。 それなのに、アルバム単位だと全然思い浮かばねー。上位は殆ど固まってるけど、本当に音楽を聴いていたのか?ちゃんと聴いておるのか、音楽を…(彼…

TrySail『TryAgain』

声優ユニットTrySailによる、2019年発表作。 一瞬、アルバムタイトルに身構えてしまうが問題ない。#1.TryAgainは何度でも踏み出す勇気を与えてくれる、これまでの流れを汲んだ「らしい」リードトラックであり、次いでシングルトラック#2.WANTED GIRLで気持ち…

2018年 このアルバムが良かったですよ。

というわけで、例によっての私的ベストアルバムのご紹介。ちょっと時期が遅れてしまいましたが、気にせず巻いてこ巻いてこー。 ・パソコン音楽クラブ『Dream Walk』 言いたいことは記事にしちゃってて、コメントしようがないですね… 聴くのが勿体ないくらい…

2018年 このトラックが良かったですよ。(アニソン・ゲーソン・声優系)

さて、さっさと進めてしまいましょう。2018年のベストトラックのご紹介です。そっち系のオタクらしく、そこら辺の音楽は分けて紹介させて頂きます。というか、今年のアニソン・ゲーソン・声優さん楽曲の豊作っぷりは凄まじく、絞り込むのに中々難儀しました…

パソコン音楽クラブ『DREAM WALK』

懐かしさは時に不気味なものに感じられる。 パソコン音楽クラブ待望のファーストアルバムとなる本作は、初めて彼らに触れた際に感じた「懐かしさ」の向こう側に到達した。それが前述の一文に表した内容で、過去の情景はノスタルジーと同時にえもいえぬ恐怖感…

2018年上半期 この曲良かったですよ。

正直、ここに書けるほど今年の曲聴いてないよね?というレベルなのですが、何もないよりマシだろう、という体で何卒。 特にアルバムは両手で数えるくらい聴いたかも微妙ですが、確実に良かったと思えるものはあったので一応… あと、順位とかないです。ある程…

小手『雑記』

2018年にしてバンドファン待望のフルアルバム。緊張感の漂うサウンド、読経やポエトリー等の枠に収まらない歌唱スタイルは、彼らを知らない人からすると異様に聴こえるかもしれない。5~10分ほどの長尺な全7曲は、時にリフレインの中に包まれ、時に激しく空…

2017年のこのアルバムとか曲とか良かったですよ。

気が付けば、もう2017年最後の日になってしまって、僕は何をしているのかと考えます。当ブログも想像通り、立派にものぐさ感たっぷりで嗤うしかありませんが、これくらいやらなくてはですね。2017年のベストアルバムと、曲単位をアニソン関連とそれ以外に分…

Ray『Little Trip』

女性シンガーRayの2016年発表のアルバム。 実質、オリジナルアルバムとしてはラストの位置付けとなる。 当アルバムを簡単に表すと、「アーティストとアルバムのコンセプトがガッチリと嵌まった作品」だろうか。 前回までにあった、アルバム構成のチグハグさ…

tofubeats『FANTACY CLUB』を話す相手はいないけど

2017年発、tofubeats『FANTACY CLUB』を繰り返し聴いている。 正直、これまでの彼の作品には今一つピンと来ていなかった。 勝手なイメージで恐縮だが、友達が多い陽性サブカル層が持て囃すジャンルだと理解し、遠ざけていたきらいがある。SNSですら人との交…

2017年上半期 この曲良かったですよ。

気が付けば、既に半年を終えてしまった。とりあえず一通り、6月までに聴いて良かった曲をつらつらと並べます。順不同です。アルバムは、そんなに聴いていないことに気が付いたので、曲単位で紹介する所存で。二重括弧内は曲タイトル、括弧内は収録シングル・…

たぶん、ずっと先を見据えている 環ROY『なぎ』

何か、遠い所に行っちゃったなあ。 ラッパー、環ROYの待望の新作『なぎ』を、初めて聴いた際の感想だ。彼の存在を知った前作『ラッキー』は、僕の長いこと日本語ラップを聴かなかった空白期間を一瞬で埋めてくれた。 スキルよりも日本語の響きを重視したラッ…

美しい旅路へ Anathema『The Optimist』

新世代のプログレッシブロックバンドの2017年新作。 彼らのアルバムを手に取るのは実は初めて。 スティーブン・ウィルソンは元々聴いていたので、Kscopeの中でも最もビッグな彼らはいつか聴かなきゃなあ、と思っていて、漸く今作でありつけた。イメージから…

オイスターの世界は『肉穴苦界』より拡大する

オイスターのやっていることは、硬派なブルータルデスメタルバンドのそれだ。 方向性を一切変えず、下手したら金太郎飴と揶揄されても可笑しくないレベルで同じ作品を頑なに作り続け、作家自身の人間性は表に出さない。作品の中に全てのオイスターを注ぎ、暴…

『アニマエール』からは、良い風しか吹いていない。

つくづく、頑張る女の子の作品が好きだ。 アイドルもののアニメは必ずチェックしてしまうし、PA作品で良くある職業ものも好きだ。 彼女たちが頑張る姿に心打たれて、自分も頑張らなきゃなあ、と、焼酎を仰ぎながら浸ってしまう毎日。 大げさかもしれないが、…

ミリオンライブを『ミリしら』だった人間が、琴線に触れた楽曲とか(LTPの場合)

ミリオンライブが分からない。本家からシンデレラガールズまで、人並み程度に楽しんでいる身ながら、何故かミリオンだけノータッチでいた。 ずっと気にはしていたが、今更…という感情を抱え、ここまでやって来た。 その中で、良いきっかけが生まれた。シアタ…

アキシブ系男子は街に出る。『Pastelphonic pt.2』

アキシブ系音楽が好きだ。だが、源流となる渋谷系はよく分かっていない。 不勉強な無精なのだ。申し訳ない。 そのため、度々「これはアキシブ系ですか?」と判断に困る場合がある。 誰かの同意を得ないと、不安で仕方ない。 こんな人間が音楽を語るのは間違…

はじめに

コブキジシフです。アニメとかアニソンとか、たまに違うのを、思い付くままに語ります。レビューというほど深くなく、 感想というほど意見はありません。流行り廃りも関係なく。 教養も知識もなく、意識だけは高い。 そんな感じで行きます。